マイホームのブログをお読みの皆様、新年明けましておめでとうございます。2025年も、どうぞよろしくお願い致します。
2024年は、年末最後のブログでも書いたように能登半島地震や羽田空港での航空機の衝突事故など、新年から気持ちの重くなる出来事が続きました。2025年は、2024年ほどの大きな災害や事故のない、落ち着いた新年を迎えられたかと思います。皆様は、どのように新年を過ごされたでしょうか。
さて、住宅業界にとっては、間違いなく2025年は激動の年となるでしょう。特に大きいのは、4月より始まる「省エネ基準の義務化」です。このことについては2022年7月4日付のブログでもご紹介しています。
そして次に「4号特例の縮小」です。いきなり「4号特例」と言われてもピンと来ない方が多いかもしれませんが、建築物はその規模によって1号~4号に分類されており、2階建て以下の小規模な木造建築物は4号に該当します。この4号は、建築前に市町村などに必要書類を提出する確認申請の際に「建築士がきちんと検討・計算している」ことを前提に、構造に関する書類と審査が特例として省略されてきました。始まりは1983年で、景気の上向きと共に新築住宅着工棟数が急増した、まさに「質」より「量」が重視された時代です。
今は太陽光パネルを屋根に載せたり、高性能化によって断熱材の厚みが増し、単板ガラスが当たり前であった頃と違い、ペアガラスやトリプルガラスの普及によって窓もずいぶんと重くなりました。リビングと庭の一体感を求めて大きな開口にこだわったり、可能な限り間仕切りを少なくした間取りを希望する方も増えるなど家づくりの幅が大きく広がり、同時に家づくりを検討中の方々の「耐震性」や「耐久性」に対する考え方もずいぶんと変わってきていると思います。そして今後は、小規模な木造平屋建てを除いた建物は、基本的に全ての地域で構造の仕様規定を満たしていることを証明する書類を関係各所に提出し、確認・審査を受けることになります。
マイホームでは以前から国が推奨するZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や長期優良住宅にも取り組んでいるため、今さら慌てるようなことはありませんが、先を見据えると2030年には先の省エネ基準がZEH基準まで引き上げられることも決まっています。デザインや設備もそうですが、良いものは残しつつ、新しいものはしっかりと取り入れて、引き続きマイホームの「坪単価42万円からの家づくり」を進化させていく所存です。
それでは2025年が皆様にとって素晴らしい1年となることを祈念して、2025年最初のブログを終わります。今後もこのブログでは「現場の進捗状況」「完成邸の紹介」「お役立ち情報」などを随時更新していきますので、変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い致します。