ロフトを完備するため申請上は２階建てですが、その見た目は「平屋」と言われても違和感ありません。そして特にこだわったのが２mにもなる軒の出で、夏冬の日射取得・遮蔽を考慮したほか風通しも念入りに計算しており、奥様の望んだ「パッシブデザイン」を実現。また、塗り壁をイメージしたアッシュの外壁や木の柱にも馴染む植栽も和の風情を高めています。

カラーのベースとなるのは、床のオークに合わせてチョイスしたテーブルやTVボードといった木の温もりに、白・グレーを加えた３色。さらにシーリングファンやチェアなど「差し色」として随所に黒を織り交ぜており、落ち着いた雰囲気の中にお洒落さも感じさせてくれます。屋根の勾配をそのまま現した開放感も大きな魅力です。

小上がりのキッズスペースはLDKが玩具で散らからないための工夫の一つ。さらにキッチンで料理する奥様の気配は伝わるなど、景観の維持と子どもが気兼ねなく、かつ安心して遊べる環境を両立しています。

基本は１階だけで家族の暮らしは完結しますが、大容量の収納にご主人の趣味スペースなど、＋αの空間として設けられたロフト。ご覧の通り実に広大で、２部屋を合わせると17帖にもなります。

家族が窮屈さを感じることなく靴が履けるよう上がり框をL型に設計した玄関ホール。完全に仕切らず、かつ見た目のアクセントにもなる格子の先には、奥様お気に入りのセカンドシンクを完備。また、廊下にはワンポイントのニッチを造作しており、季節や気分によって飾るものを変える楽しみも生まれます。

マイホームは夢を叶えるため「施主支給」にも快く対応しています。ダイニングやトイレのペンダントライトがそれです。

ハンガークロークを中心に、バッグや財布、思い出のアルバムもしまえるウォークスルークローゼットから、南向きのランドリールームへと繋がる動線。窓を開ければ外干し用のテラスが隣接しています。