よほどの狭小地でない限り、家に庭はつきものです。特に敷地に余裕のある群馬県なら、なおさら。そもそも「家庭」とは「家+庭」と書きます。その家がどんなにお洒落でも、家の周りが土だらけだったり、車を止めるためのコンクリートだけだったりしたら、その魅力は半減してしまうでしょう。もちろん予算ありきですから、「庭のぶんまで建物にお金を使いたい」という考えも理解できます。しかし、家づくりは建物だけでなく庭も含めた「トータルバランス(トータルコーディネート)」が大切です。なかでも植栽は「住まい」としての印象を大きく左右するだけでなく、もっと大きな視点で捉えていけば、その街並みの美しさや景観づくりにも貢献するでしょう。決して大げさではなく、その地域のランドマーク(目印)になるような家だって現に存在するのです。
下の3枚の写真を見て下さい。実際のマイホームの施工実例ですが、シンボルツリーがあるのと何もないのとでは、受ける印象は大きく変わると思いませんか?生き生きとした緑色が建物に彩りをもたらし、雲一つない青空と調和し、地面に映る影すらも「絵」になります。たった1本の木を植えるだけで、これだけ住まいを引きててくれるのです。



家の庭、特に南側の庭に落葉樹を植えると、夏は日陰をつくることで陽射しを和らげて室温の上昇を抑え、逆に冬は葉が落ちて陽射しを取り込みやすくなるため、エアコンなど冷暖房費の節約に繋がります。また、植栽の配置によっては道路や隣家からの視線を遮り、リビングなどのカーテンを閉めなくても視線が気になりにくくなるほか、視覚的なリラックス効果も期待できるでしょう。
さらに庭に木があると、季節の変化が目で見て分かるようになります。新芽、花、実、紅葉など年間を通して変化を楽しめることから、親子での自然観察や何気ない会話のキッカケにもなります。例えば、窓から見える景色が隣の家や工場だったりしたら、あまりにも殺風景だと思いませんか?しかし、これが緑豊かな草花や、キレイな夜景を演出するエクステリアだったら、ずっと眺めていたくなるはずです。朝、起きて料理をしているとき、ダイニングで食事するとき、リビングで寛いでいるときetc…。きっと気持ちが穏やかに、心地よくなれるでしょう。




庭に植える木に高低差(高木・中木・低木・下草など高さの違う植物)をつけることも一つのテクニックです。立体感や遠近感が強調され、平坦な庭がより豊かな印象になったり、実際よりも庭が広く感じられるほか、花や実のなる木、常緑樹に落葉樹を組み合わせると、より四季の変化を楽しめるでしょう。




ただし、庭に木を植える場合はデメリットもしっかりと理解しておきましょう。剪定・落ち葉掃除などの維持管理の手間と費用の負担が増え、成長しすぎたままにしておくと日当たりや風通しが悪化し、根の張りによる建物や配管へも影響を及ぼす可能性があります。害虫・病気の発生リスクも高まり、植えた木の本数が多いほど将来の伐採・処分費用も大きくなることが想定されます。場合によっては隣家の窓や太陽光パネルへの日照を遮ってしまい、トラブルの原因になることも否定できません。そのためにも最終的な樹高・樹冠の広がりを確認し、本数を絞って計画的に植えたり、成長が早すぎない樹種、病害虫に強い樹種を選び、将来の管理を見越して配置することを心掛けましょう。


あくまで家づくりとのセットになりますが、マイホームはエクステリアの相談事も承っていますので、遠慮なくお問い合わせ下さい。