地震大国とも言われる日本において、家づくりでも構造躯体における耐震性や耐久性の重要性が叫ばれています。その中で、ぜひ着目してほしいのが「基礎」です。このブログの「現場の進捗状況」でも、何度か基礎工事の様子をお伝えしてきましたが、そもそも「基礎」って何でしょう?今回からは、この「基礎」について詳しく解説していきたいと思います。
「基礎」を簡単に説明すると、『建物の下に見えるコンクリート部分であり、家を土地の上に安全に建築し、支えるための構造』です。しかし、家を建てるときに、いきなり基礎工事から始めるわけではありません。まず「地盤調査」を行います。
これはその土地の性質を把握するために、その名の通り地盤を調査する作業で、基礎工事の前段階として非常に重要です。何も知らずに軟弱な土地に家を建ててしまうと、不同沈下(地盤が不均等に沈下してしまう現象)を起こしてしまう可能性があります。この「地盤調査」によって土地の強度が判明するわけです。そして、地盤の弱い部分や不安定な部分を改善するために実施するのが「地盤改良」です。
※もちろん地盤調査の結果、「問題なし(地盤改良の必要なし)」と判定されるケースもあります。