~~日本は世界でも有数の地震大国~~
そもそも地震とは、気象庁のWEBサイトより引用すると「地下で起きる岩盤のずれにより発生する現象」です。地球の表面は十数枚のプレート(固い板状の岩盤)によって覆われており、このプレート同士がぶつかったり、すれ違ったり、片方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込んだりすることで強い力が働き、地震が発生します。
世界中の地震の発生場所を見ると「発生している場所」と「そうでない場所」がはっきりと分かれているそうです。そして日本の周りでは海のプレート(太平洋プレートやフィリピン海プレート)が陸のプレート(北米プレートやユーラシアプレート)の方へ1年あたり数cmの速度で動き、陸のプレートの下に沈み込んでいます。この複数のプレートによって複雑な力がかかることで、日本は世界でも有数の地震多発地帯となっています。

では、日本の地震発生回数は世界的に見てどうなのか。1980~2000年に発生したマグニチュード(M)5・5以上の地震の年間平均発生頻度をまとめた資料によれば、日本は第4位となる1・14回です。しかし、見方を変えると、中国は日本の面積の約25倍。日本を基準とした国土面積あたりの年間平均地震発生頻度に置き換えると0・08回と極端に少なくなります。日本は、この国土面積あたりの年間平均地震発生頻度で第6位、地震災害における年間平均被災死亡者数でも第7位と、何を指標とするかで順位は異なるものの、いずれも上位に名を連ねるなど「日本は地震大国である」との結論に異論は出ないでしょう。
例えばブラジルは年間平均発生頻度0・05回/年、国土面積あたりの地震発生頻度0回、地震災害における被災死亡者数0・1人と、まさに地震とは無縁であり、世界にはこういった国も当たり前に存在するのです。2023年2月14日付のブラジル日報の記事では、関東大震災後に「こんな怖い思いはしたくない。地震がない国に行きたい」と日本からブラジルへ渡った移民者の声を紹介しています。



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日本では2000年以降も、2011年の東日本大震災(M9・0)や2016年の熊本地震(M6・5)など各地で大きな地震が発生しています。2010年以降の年間の地震発生回数をまとめたとき、毎年1,000回以上もの地震が発生していることに驚きますが、突出しているのはやはり2011年と2016年です。大きな地震が発生すると、その余震によって地震が多く発生する傾向が見て取れます。このように地震大国である日本で安心かつ安全に暮らしていくには、地震に対する「備え」が不可欠なのです。
※マグニチュードと震度の違いについて…マグニチュードは地震そのものの大きさ、規模(エネルギー)を表しており、一方で震度はある場所がどれくらい揺れたかを表します。マグニチュードは一つの地震に対して一つの数字しかありませんが、震度は同じ地震であっても震源からの距離や地盤の揺れやすさによって変わるため、日本では各市町村に必ず1台以上、全国各地で合計4,000か所以上に計測震度計が設置されています(気象庁、仙台管区気象台「震度とマグニチュード」より抜粋)。









「震度と揺れ等の状況(概要)」出典:気象庁、仙台管区気象台「震度とマグニチュード」