伊勢崎市の中心部に位置するY・A様邸。狭小かつ細長い敷地と制限が多いなかでの建築となりましたが、先日無事にお引渡しを迎えました。それでは工夫を凝らした間取りも含めて、Y・A様邸をご覧ください。
まず外観ですが、狭小地だけあって北側・南側は非常に細長く四角いフォルムに。周囲を住宅や貸駐車場などに囲まれており、人目が届かないよう家族のプライバシーに配慮して窓の数やサイズを最低限に抑えています。また、存在感を出すために外壁だけでなくサッシと雨樋を重厚な黒一色で表現したデザインも見所の一つで、庭には車2台ぶんの駐車スペースを確保しています。これが都会なら1台ぶんで済むのですが、そこは車社会の群馬県、そのぶん建物スペースは取られてしまいますが、最低でも2台は必須でしょう。
見た目のアクセントになる木目柄の玄関扉を開けると、まずは正面に2つの戸がお目見え。左側は引き戸で、右側は開き戸です。下がり壁をなくして天井で高さが揃えられるハイドアは本当にシンプルに映りますね。
この2つの戸の先は何かというと、左側は洗面脱衣室です。もちろん室内干し機能も備えていて、さらに仮に汚れて帰ってきても、すぐに浴室へ直行できます。
そして右側はウォークスルークローゼットで、その先には寝室へと続きます。「寝室の収納をどこに設けるかと」と考えたとき、廊下を兼用してしまえばムダも省けて一石二鳥。この発想、さすが経験豊富なマイホームの設計士です。
さて、次は階段を上がって2階へ。以前にも触れましたが、このY・A様邸は2階リビングです。人目を避けるために、2階リビングは有効な手段の一つとなるでしょう。さらには2階リビングだからこそ可能となる開放的な勾配天井も印象的な、明るい空間が広がります。黒のキッチンとカップボードもカッコいいですね。また、LDKには子ども部屋が1室、隣接しています。
以上、コンパクトながら沢山の魅力が詰まったY・A様邸でした。このように狭小地や変形地などへの建築でお悩みの方は、ぜひマイホームへご相談ください。