最後に、長期優良住宅と性能表示制度は義務ではなく、あくまで任意です。この2つの認定を受ける場合、性能を高めなければならず、申請費用などのお金もかかります。しかし、これまで説明してきたように、それを補っても余りあるメリットがあるのです。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及や省エネ基準適合の義務化など、国は住宅の「高性能化」に向けて大きく舵を切りました。そのため、単に「高性能」といっても種類や取り組みは様々のため、家づくりを検討中の皆さんが知識を蓄えることで、デザインや設備、間取り、そして性能の中で「自分たちが特に何を重視し、どんな家を建てたいか」をしっかりと見定めることが重要になってくるでしょう。
家づくりには予算が大きく関係するほか、価値観は人によって様々です。「性能よりもデザインや設備を重視したい」「デザイン・性能・設備・価格、全てにバランスの取れた住まいにしたい」どれも家づくりの一つのカタチです。それに長期優良住宅ではないからといって、その住宅が「長持ちしない」わけではありません。認定を受けていなくても、経験豊かな設計士と腕のある大工によって、充分に長持ちする「良い家」もたくさん存在するでしょう。
しかし、一生に一度、それも数千万もする高額な買い物である以上、前述したように「勉強」「検討」しておいて損はありません。建てたあとに「知らなった」「もっと、こうしておけば良かった」では遅いのです。工務店やハウスメーカーに全てを「お任せ」するのではなく、自らも家づくりに対して「責任」を持ち、「どんな家にしたいか」をぜひマイホームのスタッフにお聞かせ下さい。スタッフが一丸となって全力で取り組み、皆さんの理想の住まいを叶えるお手伝いをさせて頂きます。