2009年より開始された「長期優良住宅認定制度」。後で詳しく触れますが、補助金や住宅ローン金利引き下げ、住宅資金贈与の非課税枠の拡充など、たくさんのメリットがあることでも知られており、マイホームでもお客様の要望に応じて一定の建築実績を挙げています。今回は災害への備え、末永い将来への安心・安全を見据える意味でも知っておいて損はない「長期優良住宅」について、導入のキッカケから概要などについて、詳しくご紹介していきたいと思います。
戦後、焼け野原から再出発した日本は、とにかく住宅が不足していました。「質」よりも「量」を最優先に家を建てていた時代ですが、この「建てては壊す」国の住政策は環境への負荷に加えて、世界的な住宅の平均寿命はイギリスの77年、アメリカの55年に比べて、日本はたったの 30 年しかありませんでした。地形・地質・気象・地震の発生頻度といった地理的及び自然条件、そして国民性の違いや戦争などの歴史 的な背景が異なるとはいえ、極端に短いことが分かります。さらに日本では1981年以降に建築された住宅が約6割を占める一方で、1950年 以前に建築された住宅は何と5%以下。これに対して、イギリスは1950年以前に建築された住宅が4割を超え、第二次世界大戦で国土の一部が戦場となったフランスでも 35%を 占めるなど、長期に渡って住宅が活用されているのです。そのため、日本でも住宅供給の充足と共にフローからストックへの見直し、また少子高齢化社会の到来や人口・世帯減少もあって、2006年に「住宅を長持ちさせるための具体的な取り組み」として創設されたのが「長期優良住宅認定制度」です。


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