~~~~子どものやる気を伸ばす~~~~
子どもは、小さいうちは自分の部屋よりもリビングやダイニングにいる時間が長いもの。主に子ども部屋で過ごすようになるのは、早ければ小学校の高学年のケースもあるかもしれませんが、平均とすれば中学生から、という調査結果もあり、勉強への習慣づけも親と過ごす幼い時期がとても重要だといえるでしょう。
そこでキッチンやリビングから目の届く場所に「スタディーコーナー」を設計してみてはいかがでしょう。「親が近くにいる」「何かあればすぐに声をかけてくれる」という安心感も、やる気を伸ばしてくれるかもしれません。また、ダイニングテーブルで勉強させるよりも、専用コーナーを設けることでダイニングが消しゴムや鉛筆のカスで汚れたり、鉛筆の跡がテーブルについてしまうことを防ぐこともできます。
さらに専用のスタディーコーナーなら、隣に本棚を設けることも容易です。「気になることはすぐに調べる」ことに加えて、読書の習慣づけにもぴったり。食事のたびにテーブル周りを片付ける手間が省けて、整理整頓を自発的に行えることにも結び付くでしょう。また、併せて玄関からLDKに来る途中に、子どもの背丈に見合ったロッカーのような収納スペースを用意すれば、自身でランドセルや上着をしまうことができ、より身の回りのものを片付ける習慣が生まれ、より自立心の向上に繋がります。
間取りに「決まり」はありません。これから家づくりを検討中の皆さんに言いたいのは、家の環境こそが、子どもの心身の成長に大きく関係する、ということです。大いに頭を悩ませて、考えて、家族にぴったりの間取りを実現させて下さい。