~薪ストーブは第二のキッチン~
薪ストーブはメーカーや機種によって異なりますが、お湯を沸かすだけでなく、炊く・煮る・炒める・焼く・蒸かすなど、あらゆる料理が可能です。シチューやカレーを煮込んだり、魚や肉を直火で焼いたり、生地からこねた手づくりのパンやピザも―。
例えば、とある奥様によれば普段は料理を一切しないご主人が、薪ストーブになるとキャンプやバーベキューの感覚で、子どもたちと一緒になって料理を楽しんでいると言います。この「料理」も、薪ストーブがコミュニケーション・ツールとされる大きな理由の一つです。
また、IHクッキングヒーターの普及は、「火を使わない家庭」を数多く生み出しました。もちろん掃除の手軽さなど、IHクッキングヒーターにはたくさんの魅力があります。しかし、それにより今の子どもたちは、日常の中で当たり前だった火を見る機会を失いました。だからこそ逆に、火の暖かさや温もり、危険性も含めて「火に触れる暮らしをさせたい」と薪ストーブを取り入れる方もいるほどです。