鋼材を用いて柱や梁を組み、強度と耐久性を高めた工法で、軽量形鋼で筋交いを組み立てる「軽量鉄骨造」と、ラーメン構造(柱や梁などの接合部を溶接などで剛接合すること)の「重量鉄骨造」があります。特にプレハブ工法として多くの住宅に採用されている軽量鉄骨造は、工場で多くの部材を均一に生産するため、安定した施工品質を保つことができます。逆にいえば、職人の高い技術を活かした手づくり感あふれる個性的な家づくり…を実現することは難しいでしょう。
先に挙げたRC造や鉄骨造などは、木造住宅では耐震性の確保が困難な3階建て以上の建物の建築にも適しています。施工はシンプル、工期の短さも特徴の一つです。ただ、間取りが変えにくくリフォームも難しいため、その点には注意が必要です。
ここまで「木造軸組工法」「2×4工法」「RC造」「鉄骨造」という、基本となる4種類の工法をご紹介してきました。それぞれに良さがあり、ハウメーカーによっては、これらをベースにアレンジを加えた、オリジナルの工法を推奨しているケースもあるでしょう。ただ、マイホームが推奨するのは、あくまで日本の伝統的な工法である「木造軸組工法」や「2×4工法」です。自由度の高さ・工期・金額など、全てを総合的に考えたうえで、今後も引き続き、子育て世代の皆様に理想の住まいをご提案していきたいと考えています。