家を土台から支える「縁の下の力持ち」、それが基礎です。
基礎工事は事前の構造計算に基づいた形で鉄筋を組んだあとコンクリートを流し込み、固まるまで養生させます。晴天が続けば、それだけ早く乾きますが、逆に雨の日だと工事そのものが行えません。
以前は線で支える「布基礎」と建物直下の地盤全体をコンクリートで固める「ベタ基礎」の2種類に分けられましたが、現在では「ベタ基礎」が基本です。この基礎は建物と地盤を繋ぐ重要な役割を担っているほか、建物の完成後にやり直すことは極めて難しく絶対に失敗が許されないため、建築基準法でも厳しく定められています。