2021年3月頃より表面化した「ウッドショック」。
世界的な木材需要の高まりによって供給が追い付かず、さらに新型コロナウイルス感染症の影響によるコンテナ不足や港湾での検疫の強化など物流にも大きな影響が出たこともあって、金額の高騰また木材不足に陥りました。
もともと輸入材に頼ってきた日本の住宅業界ですが、多くの業者が国産材に目を向けたことで国産材も不足してしまっている状況です。2021年12月現在も木材価格の高騰は続いており、発注時と納品時で金額が大きく変わっていることも珍しくありません。さらに追い打ちをかけるように木材以外の建材・設備の金額も高騰し、例えばエコキュートや断熱材、トイレに食洗器などは納品にも遅れが出ています(なかには発注しても、納品時期未定の設備もあるほどです)。
つまり日本で営業を行うハウスメーカーや工務店の大半が、事業を継続するために値上げに踏み切らざるを得ないというのが現状です。マイホームでは引き続き、可能な限りコストを削減し、お客様に適正価格でこだわりの住まいをご提供できるよう努力を続けていますが、「今後、状況に応じて金額が変わる可能性がある」ということも、ご理解いただければと思います。
※2021/06/21 産経新聞より