土地=どこでも家が建てられる、と考えていたとしたら、大きな間違いです。中には「家が建てられない土地」があるので、注意しましょう。
例えば、「市街化区域」と「市街化調整区域」。
簡単に説明すると、「市街化区域」とは国や県が「ここはどんどん家を建てて、街を大きくしていこう!」と定めたエリアのこと。さらにその中にも「ここは住宅地、ここは商店街、駅前は高いビルを建設して、この辺りは工業地域にしよう―」といったように、住宅やビル、工場が一緒にならないように地域を分けています。これを「用途地域」と言います。
静かな住宅地の真ん中に巨大な工場があると、煙や騒音で安心して暮らすことができなくなりますよね。そのため、市街化区域を13種類の用途地域に分けて、より住みやすい街づくりを行っているんです。
次回はもう一歩踏み込んで、「建てられる土地」と「建てられない土地」について、ご説明したいと思います。