今日、ご紹介するお金の話、それは「マイホーム的、貯金のコツ」です。
今は頭金がなくても住宅ローンが組める時代ですが、総支払い額が減らせるため、頭金があるのに越したことはありません。それに住宅に限らず、車や教育資金、さらには老後に向けて、少しずつ貯金を増やしていきたいと、どのご家族も考えるはずです。しかし、なかには「ウチはまったく貯金ができない…」と悩んでいるケースもあるでしょう。その場合に挙げられる問題点は、これです。
収入に対して、まず必要なモノを買って、残ったら貯金する―と考えている。
これは、根本的に考え方を改める必要があります。恐らく月々のお給料やボーナス、ちょっとした一時金でも、あれも必要、これも買わなくちゃ…といった感じでお金を使っていると思います。余らないと貯金に回らないわけですから、何でだろう、と考えながらも、いつも同じことを繰り返してしまっているんですね。これを改善するのには、収入があったら、まず貯金ぶんを確保します。そして次が重要なのですが、残ったお金は全て使いましょう。
「え?使っていいの?」と思った方もいるかもしれませんが、これは「お金のストレス」を溜めないために、欠かせない行為です。例えば、ずっとお金を使ってきた方が3か月、なんとか頑張って貯金できたとしてもストレスが溜まり、結果、4か月目には今まで貯めたぶん以上に使ってしまう可能性が高くなります。ダイエットで言うところの、リバウンドですね。
つまり、「貯める」ためには「使う」ことが必要です。貯金の設定額はご家族で話し合って決めると良いでしょう。ただ、最初は少額をオススメします。いきなり無理して高めに設定すると、「リバウンド」の危険性も高まってしまうからです。